れんげちゃん研究会

れんげちゃんのこだわり

化学肥料を使わない土づくり

米作りで最も重要となる土づくりは前年度の稲刈りが終了したところから始まります。稲刈り終了後、トラクターで土を耕し、そこへレンゲの種を全面に播きます。冬の間は寒くて生育が止まりますが、春になると活発に伸びだします。大きくなったらトラクターですき込み、土と混ぜ合わせてたくさんの栄養分を含ませます。レンゲは空気中にある窒素(空気中の80%は窒素)を体内に取り入れる力をもっていますので、レンゲ以外に肥料は必要ありません。人工的に作られた化学肥料は使わない、自然の有機質肥料100%の土づくりです。

農薬使用回数を低減

原則として田植え時の育苗箱施薬1回、田植え時の水田除草剤1回の施薬となります。田植え後は施薬を行わないので、一般的な通常栽培の約50%以下の農薬使用に抑えられています。

田植え・稲刈り

田植えでは苗の本数を減らして苗と苗の間を広くします。するとイネ同士の根張りの競争が減るため根張りがよくなりイネがのびのびと生育します。さらに太陽の光が入りやすくなったり空気の流れがよくなったりするので、病気になりにくく健全な生育をしていきます。稲刈りでは適切な時期にイネを刈ることが重要なポイントです。刈り遅れはお米の割れの原因になったり、食味の低下につながったりします。刈り遅れがないように、天候と相談しながら作業のタイミング、段取りをとっていきます。

食味管理

食味計を導入し食味調査を行っています。食味計のデータと実際の食味、消費者の感想を参考に結果を分析します。その結果と栽培記録や気象条件、田んぼの特徴などを照らし合わせて原因を研究していきます。そのデータを生かして、次の年の米作りにつなげていきます。

低温貯蔵

できあがったお米は15℃前後で貯蔵します。品質低下を防ぎますので、年間を通しておいしいお米を食べることができます。